アメリカの小説家。ニューヨーク州ロングアイランドのパチョグに生まれ、プリンストン大学卒業後に一時弁護士を志しますがほどなくこれを断念。結局ジャーナリストとして働くことになります。
また第一次世界大戦中には、政府にスパイと犯罪捜査研究所設立の顧問として招聘された経験も持っているそうです。
そして1910年頃から〈コズモポリタン〉誌にクレイグ・ケネディを探偵役とする短編小説を連載し始め、1912年には第1短編集「無音の弾丸 (The Silent Bullet)」を刊行。
この作品は後にクイーンの定員にも選ばれ、リーヴはアメリカの探偵小説界の歴史に名を残すことになります。
コロンビア大学で理化学の教授を務めるアマチュア探偵クレイグ・ケネディのシリーズは、科学の発展が目覚ましかった当時にうそ発見器や足跡判別器などユニークな器械を使った探偵法を生み出し、”アメリカのシャーロック・ホームズ”と呼ばれて大変な人気を集めたといいます。
日本ではケネディ教授シリーズは短編がわずかに邦訳されるに止まっており、それ以外には戦前の探偵雑誌〈新青年〉でも邦訳されたた「拳骨」という作品が映画化もされるなど有名な作品の一つとして知られています。
また1913年からは女性探偵コンスタンス・ダンロップの登場する短編の連載も開始し、1916年には短編集「Constance Dunlap:The Classic Exploits of the Woman Detective」を刊行しています。
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 | |
1 | Constance Dunlap :The Classic Exploits of the Woman Detective |
1916 | - | ||
1 | The Forgers | - | |||
2 | The Embezzlers | - | |||
3 | The Gun Runners | - | |||
4 | The Gamblers | - | |||
5 | The Eavesdroppers | - | |||
6 | The Clairvoyants | - | |||
7 | The Plungers | - | |||
8 | The Abductors | - | |||
9 | The Shoplifters | - | |||
10 | The Blackmailers | - | |||
11 | The Dope Fiends | - | |||
12 | The Fugitives | - |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | The White Slave | - | ||
2 | The Steel Door (The Problem of The Steel Door) |
- | ||
3 | The Black Hand | 1912 | - | |
4 | Guy Garrick | 1914 | - | |
5 | Craig Kennedy, Detective | 1916 | - | ケネディ教授もののアンソロジーか |
6 | The Diamond Queen | 1917 | - | |
7 | The Master Mystery | 1919 | - | John W. Greyとの合作 |
8 | The Mystery Mind | 1920 | - | |
9 | The Mystery of the Christmas Room | 1930 | - | |
10 | The Golden Age of Crime | 1931 | - |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 |
眠れる死人 |
新青年'21.1 | 原題不明 |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | The Best Ghost Stories | 1930 | - |