最後まで〈本格〉にこだわり続けた不可能犯罪の巨匠
「ジョン・ディクスン・カー〈奇蹟を解く男〉」
(ダグラス・G・グリーン)
(国書刊行会)
ミステリの女王アガサ・クリスティーやアメリカ本格黄金時代の巨匠エラリー・クイーンらと並び称される本格黄金時代を代表する作家で、当サイト管理人の最も好きな作家でもあります。
日本でも江戸川乱歩が激賞し、金田一耕助シリーズの横溝正史の作風に影響を与えたとされ、また今日の新本格派など現代本格作家の間にも愛好者が多い作家です。ちなみにカーの熱狂的なファンの人を総称して<カー・マニア>と呼ぶこともあります。
アメリカの作家ですが、彼の作品の大半はイギリスが舞台となっており、またカー自身イギリス暮らしが長く、イギリス人女性と結婚していることなどから〈英米作家〉ともいわれています。
初期の頃は学生時代に留学していたパリを舞台にフランス人探偵のアンリ・バンコランの活躍するシリーズを発表していましたが、その後結婚し渡英した後は、イギリスを舞台にイギリス人探偵のギデオン・フェル博士やヘンリー・メリヴェール卿(H・M卿)が活躍する作品を数多く発表するようになります。
その作風はまさしく本格中の本格派であり、「不可能犯罪の巨匠」とか、「密室のカー」などどいわれるように不可能犯罪、密室トリックを扱った作品がほとんどで、どちらかといえば〈フーダニット(誰がやったか)〉よりも〈ハウダニット(どうやってやったか)〉に重きを置く作家といえます。
怪奇趣味を取り入れた作品が多いのですが、やはり中心はあくまでトリック・謎解きであり、エラリー・クイーンが時代とともに作風を変化させたのに対し、カーはあくまでオーソドックスな本格ミステリにこだわり続けました。
他にも晩年には歴史ミステリーに大いに関心をもち、「エドマンド・ゴドフリー卿殺害事件」や「ビロードの悪魔」などの作品を執筆し、このジャンルの先駆者ともされています。歴史ミステリのパイオニア、リリアン・デ・ラ・トーレも歴史ミステリの名作「消えたエリザベス」の中でカーに対し献辞を捧げています。
またコナン・ドイルの研究にも熱心で、2年間作家生活を一時休止して遺族公認の評伝を書き上げ、その時知り合ったドイルの息子エイドリアンと合作して贋作ホームズものの短編集「シャーロック・ホームズの功績」を発表しています。
カーは長編だけで70冊もあるのですが、クリスティーやクイーンと違い絶版や入手困難な作品が多々あり、その点でもマニア心をくすぐられる作家です。
ここ数年の新刊ラッシュで現在では未訳の長編もあと1作のみとなりました(追記・2006年にその最後の未訳長編も「ヴードゥーの悪魔」のタイトルで邦訳され、今ではすべての長編が邦訳されています)。 また復刊されている作品もたくさんあります。 しかしあっという間になくなってしまったものも多く、早く入手しておかないと気がついた時には店頭から消えてしまっているかもしれません。
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | エドマンド・ゴドフリー卿殺害事件 | 1936 | 創元推理文庫118-26 国書刊行会 クライム・ブックス('91) |
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2 | ニューゲイトの花嫁 | 1950 | 早川文庫5-15 HPB512 |
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3 | ビロードの悪魔 | 1951 | 早川文庫5-7 HPB892 |
EQアンケート78位 |
4 | 喉切り隊長 | 1955 | 早川文庫5-12 HPB397 |
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5 | 恐怖は同じ | 1956 | HPB626 | カーター・ディクスン名義 |
6 | 火よ燃えろ! | 1957 | 早川文庫5-5 HPB554 |
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7 | ハイチムニー荘の醜聞 | 1959 | 早川文庫5-14 HPB560 |
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8 | 引き潮の魔女 | 1961 | 早川文庫5-6 HPB799 |
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9 | ロンドン橋が落ちる | 1962 | HPB1195 | |
10 | 深夜の密使 | 1964 | 創元推理文庫118-24 | |
11 | ヴードゥーの悪魔 | 1968 | 原書房 ヴィンテージ・ミステリー・シリーズ('06) | ニュー・オーリンズ三部作1 |
12 | 亡霊たちの真昼 | 1969 | 創元推理文庫118-23 | ニュー・オーリンズ三部作2 |
13 | 死の館の謎 | 1971 | 創元推理文庫118-13 | ニュー・オーリンズ三部作3 |
14 | 血に飢えた悪鬼 | 1972 | 創元推理文庫118-17 | カーの遺作、W・ウィルキー・コリンズ登場 |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | 毒のたわむれ | 1932 | HPB357 | |
2 | 火刑法廷 |
1937 |
早川文庫5-20(新訳版) 早川文庫5-1 HPB174 |
映画化「火刑の部屋」('62) ハヤカワベスト100・4位 EQアンケート6位 |
3 | 皇帝のかぎ煙草入れ | 1942 | 創元推理文庫118-32(新訳版) 創元推理文庫118-11 早川文庫5-13 HPB167 嶋中文庫 グレート・ミステリーズ4('04) 東京創元社 カー作品集10('58) 別冊宝石12('50) |
EQアンケート39位 |
4 | 九つの答 | 1952 | HPB394 | |
5 | バトラー弁護に立つ | 1956 | HPB326 | パトリック・バトラー弁護士 |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | 弓弦城殺人事件 (黒い密室) |
1933 | 早川文庫6-1 HPB505 宝石'59.6臨時増刊 |
ジョン・ゴーント博士 本来カー・ディクスン名義 |
2 | 第三の銃弾 (第三の弾丸) |
1937 | 早川文庫6-11(完全版) 創元推理文庫118-2「妖魔の森の家」 HMM'67.11-12 HMM'01.4(完全版) 別冊宝石81('58) |
マーキス大佐 |
3 | エレヴェーター殺人事件 | 1939 | HPB390 | ジョン・ロードとの合作 |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | 殺意の海辺 | 1953 | 早川文庫113-1「殺意の海辺」 HMM'85.3 |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 | |
1 | 不可能犯罪捜査課 | 1940 | 創元推理文庫118-1(抄訳) | マーチ大佐6編含む 全10編(本来11編) |
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2 | Dr. Fell, Detective, and Other Stories | 1947 | - | エラリー・クイーン編 | |
1 | ことわざ殺人事件 | フェル博士 | |||
2 | ある密室 | ||||
3 | とりちがえた問題 | ||||
4 | 軽率だった夜盗 | ||||
5 | 死者の眠りは浅い | ||||
6 | 絞首人は待ってくれない | ||||
7 | あずまやの悪魔 | ||||
8 | 外交官的な、あまりにも外交官的な | ||||
3 | The Third Bullet and Other Stories | 1954 | 創元推理文庫118-2「妖魔の森の家」 創元推理文庫118-3「パリから来た紳士」 |
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1 | とりちがえた問題 | フェル博士 | |||
2 | ことわざ殺人事件 | ||||
3 | ある密室 | ||||
4 | 妖魔の森の家 | H・M卿 | |||
5 | 第三の銃弾 | ||||
6 | 赤いカツラの手がかり | ||||
7 | パリから来た紳士 | ||||
4 | シャーロック・ホームズの功績 | 1954 | HPB450 | ドイルの息子エイドリアンとの合作 6作品(全12編) |
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5 | The Men Who Explained Miracles | 1963 | 創元推理文庫118-2「妖魔の森の家」 創元推理文庫118-3「パリから来た紳士」 |
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1 | 軽率だった夜盗 | フェル博士 | |||
2 | 見えぬ手の殺人 | ||||
3 | 奇蹟を解く男 | H・M卿 | |||
4 | ウィリアム・ウィルソンの職業 | マーチ大佐 | |||
5 | 空部屋 | ||||
6 | 外交官的な、あまりにも外交官的な | ||||
7 | 黒いキャビネット | ||||
6 | The Door to Doom and Other Detections | 1980 | 創元推理文庫118-20「幽霊射手」 創元推理文庫118-21「黒い塔の恐怖」 |
ダグラス・G・グリーン編(米版のみ) 全17編 |
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7 | The Dead Sleep Lightly | 1983 | 創元推理文庫118-25「ヴァンパイアの塔」 | ダグラス・G・グリーン編(米版のみ) 全9編 |
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8 | Fell and Four Play | 1991 | - | ダグラス・G・グリーン編(米版のみ) | |
1 | とりちがえた問題 | フェル博士 | |||
2 | ことわざ殺人事件 | ||||
3 | 軽率だった夜盗 | ||||
4 | 見えぬ手の殺人 | ||||
5 | 暗黒の一瞬 | ||||
6 | 死者の眠りは浅い | ||||
7 | あずまやの悪魔(オリジナル版) | ||||
8 | だれがマシュー・コービンを殺したか? | ||||
9 | もう一人の絞刑吏 | ||||
10 | 目に見えぬ凶器 | ||||
11 | パリから来た紳士 | ||||
12 | 黒いキャビネット | ||||
13 | The Dim Queen | - | |||
9 | Merrivale, March and Murder | 1991 | - | ダグラス・G・グリーン編(米版のみ) | |
1 | 妖魔の森の家 | H・M卿 | |||
2 | 奇蹟を解く男 | ||||
3 | 新透明人間 | マーチ大佐 | |||
4 | 見知らぬ部屋の犯罪 | ||||
5 | 暁の出来事 | ||||
6 | ホット・マネー | ||||
7 | 楽屋の死 | ||||
8 | 銀色のカーテン | ||||
9 | 空中の足跡 | ||||
10 | 空部屋 | ||||
11 | ウィリアム・ウィルソンの職業 | ||||
12 | めくら頭巾 | ||||
13 | 二つの死 | ||||
14 | 赤いカツラの手がかり | ||||
15 | 外交官的な、あまりにも外交官的な | ||||
16 | ダイヤモンドのペンタクル | 初収録作品 | |||
17 | 刑事の休日 | ||||
18 | デヴィルフィッシュの罠 |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | 不可能犯罪捜査課 カー短編全集1 |
1940 | 創元推理文庫118-1(抄訳) | マーチ大佐6編含む 全10編(本来は11編) |
2 | 妖魔の森の家 カー短編全集2 |
1970 | 創元推理文庫118-2 | 日本で独自に編纂 フェル博士2編、H・M1編を含む全5編 |
3 | パリから来た紳士 カー短編全集3 |
1974 | 創元推理文庫118-3 | 日本で独自に編纂 フェル博士3編、H・M1編、マーチ大佐2編含む全9編 |
4 | 幽霊射手 カー短編全集4 |
1980 | 創元推理文庫118-20 | アンリ・バンコランもの4編含む全9編 |
5 | 黒い塔の恐怖 カー短編全集5 |
創元推理文庫118-21 | ||
6 | ヴァンパイアの塔 カー短編全集6 |
1983 | 創元推理文庫118-25 | フェル博士のラジオドラマ2編を含む全10編 |
7 | グラン・ギニョール | 1999 | 翔泳社 | 日本で独自に編纂 4編とエッセイ1編 |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 | |
1 | Dr. Fell, Detective, and Other Stories | 1947 | - | エラリー・クイーン編 | |
1 | 外交官的な、あまりにも外交官的な (木蔭の道) |
1939 | 創元推理文庫118-3「パリから来た紳士」 EQMM'57.9 |
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2 | The Third Bullet and Other Stories | 1954 | - | ||
1 | 赤いカツラの手がかり (赤いかつらの手がかり) |
1940 | 創元推理文庫118-2「妖魔の森の家」 光文社文庫「世界ベスト・ミステリー50選/上」('94) EQMM'64.5 |
カーのアメリカ初登場作品 | |
2 | パリから来た紳士 | 1950 | 創元推理文庫118-3「パリから来た紳士」 早川文庫「黄金の13/現代篇」 EQMM'58.9 |
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3 | シャーロック・ホームズの功績 | 1954 | HPB450 | ドイルの息子エイドリアンとの合作、全12編 | |
1 | 七つの時計の事件 | 1952 | |||
2 | 金時計(ゴールド・ハンター)の事件 | 1953 | |||
3 | 蝋人形賭博師の事件 | ||||
4 | ハイゲイトの奇蹟事件 | ||||
5 | 色の浅黒い男爵の事件 | ||||
6 | 密閉された部屋の事件 | ||||
4 | The Men Who Explained Miracles (奇蹟を解く男) |
1963 | - | ||
1 | 黒いキャビネット | 1963 | 創元推理文庫118-3「パリから来た紳士」 HMM'69.1 |
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5 | The Door to Doom and Other Detections | 1980 | 創元推理文庫118-20「幽霊射手」 創元推理文庫118-21「黒い塔の恐怖」 |
ダグラス・G・グリーン編 | |
1 | 死者を飲むかのように… (死者が飲むごとく) |
1926 | 創元推理文庫118-20「幽霊射手」 HMM'81.6 |
処女短編 | |
2 | 死んでいた男 | 1935 | 創元推理文庫118-21「黒い塔の恐怖」 | ||
3 | 死への扉 | 創元推理文庫118-21「黒い塔の恐怖」 EQ'80.1 |
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4 | 黒い塔の恐怖 (恐怖の黒い塔) |
創元推理文庫118-21「黒い塔の恐怖」 HMM'81.2 |
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5 | 有り金残らず置いてゆけ! | 1973 | 創元推理文庫118-21「黒い塔の恐怖」 | エッセイ | |
6 | 地上最高のゲーム (世界最大のゲーム) |
1946 | 創元推理文庫118-21「黒い塔の恐怖」 翔泳社「グラン・ギニョール」 パシフィカ 名探偵読本4「エラリイ・クイーンとそのライヴァルたち」('79) HMM'72.9 |
エッセイ | |
6 | Merrivale, March and Murder | 1991 | - | ダグラス・G・グリーン編、3編初収録 | |
1 | ダイヤモンドのペンタクル | 1939 | HMM'93.5 | ||
2 | 刑事の休日 | 1957 | 創元推理文庫118-25「ヴァンパイアの塔」 光文社文庫「クリスマスに捧げるミステリー」('93) EQ''90.1(73) |
||
3 | Lair of Devilfish デヴィルフィッシュの罠 |
1944 | 講談社文庫「密室殺人大百科/上」('03) 原書房「密室殺人大百科(上)/魔を呼ぶ密室」('00) |
||
7 | グラン・ギニョール | 1999 | 翔泳社 | 日本で独自に編纂 4編とエッセイ1編 |
|
1 | 薄闇の女神 | 1926 | |||
2 | 悪魔の銃 | ||||
3 | ハーレム・スカーレム | 1939 |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 | |
1 | 不可能犯罪捜査課 | 1940 | 創元推理文庫118-1 | クイーンの定員94 | |
1 | もう一人の絞刑吏 (もう一人の絞首人) |
1935 | 立風書房「現代アメリカ推理小説傑作選2」('81) | ||
2 | 二つの死 | 1939 | 別冊宝石61('56) | ||
3 | 目に見えぬ凶器 | 1938 | |||
4 | めくら頭巾 (目隠し鬼) (目かくし鬼の頭巾) |
1937 | 新潮文庫「クリスマス12のミステリー」('85) 別冊宝石46('55) 集英社「メランコリックな犯罪」('81) |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | 幻を追う男 | 1941 | 論創社 論創海外ミステリ60('06) EQ'95.7(106) |
8部構成の長編 1994年に単行本化 |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 | |
1 | Dr. Fell, Detective, and Other Stories | 1947 | - | エラリー・クイーン編 | |
1 | あずまやの悪魔 (夏小屋の悪魔) |
1942 | 創元推理文庫118-21「黒い塔の恐怖」 別冊宝石89('59) |
短編集3にも再収録 | |
2 | The Door to Doom and Other Detections | 1980 | 創元推理文庫118-20「幽霊射手」 創元推理文庫118-21「黒い塔の恐怖」 |
ダグラス・G・グリーン編 | |
1 | B13号船室 (B13号の船室) (船室B十三号) |
1943 | 創元推理文庫118-20「幽霊射手」 HMM'81.2 宝石'57.9 |
TV映画化「アトランティック殺人事件」('92) | |
2 | 幽霊射手 | 創元推理文庫118-20「幽霊射手」 | |||
3 | 花嫁消失 (消えた花嫁) |
1942 | 創元推理文庫118-20「幽霊射手」 HMM'77.7 |
||
4 | 死を賭けるか? | 創元推理文庫118-21「黒い塔の恐怖」 HMM'77.9 |
|||
5 | コンク・シングルトン卿文書事件 (コンク・シングルトン書類事件) |
1949 | 創元推理文庫118-21「黒い塔の恐怖」 HMM'81.2 |
シャーロック・ホームズのパロディ | |
6 | パラドールチェンバーの怪事件 | 創元推理文庫104-24「ミニ・ミステリ傑作選」('75) | 舞台劇 | ||
3 | The Dead Sleep Lightly (死者の眠りは浅い) |
1983 | 創元推理文庫118-25「ヴァンパイアの塔」 | ダグラス・G・グリーン編 | |
1 | 悪魔の使徒 | 1943 | |||
2 | プールのなかの竜 | 1944 | |||
3 | 死の四方位 | ||||
4 | ヴァンパイアの塔 | ||||
5 | 悪魔の原稿 | ||||
6 | 白虎の通路 | 1955 | |||
7 | 亡者の家 |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | 骨董商ミスター・マーカム (骨董商マーカム氏) |
1943 | 創元推理文庫104-28「完全犯罪大百科/上」('79) HMM'77.1 |
|
2 | The Customers Like Murder 患者は殺人がお好き |
HMM'77.8 | ||
3 | ささやく影 | 1944 | 新樹社「これが密室だ!」('97) | |
4 | The Curse of the Bronze Lamp 青銅ランプの呪い |
1944 | HMM'98.3 | |
5 | A Razor in Fleet Street フリート街の剃刀 |
1948 | HMM'98.10 |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | The Locked-Room Lecture 密室講義 |
1935 | 成甲書房「ミステリの美学」('03) | |
2 | コナン・ドイル | 1949 | HPB460 早川書房('80) |
ドイルの遺族公認の評伝 |
3 | 「もう一杯貰おうか、ワトスン!」 | 1957 | 河出文庫「シャーロック・ホームズ17の愉しみ」('88) 講談社('80) |
エッセイ |
4 | 陪審席 | 1970 | 1976 |
HMM'70.8-'71.3 HMM'71.4 HMM'71.6-'73.8 HMM'74.1-4 HMM'74.6-'76.1 HMM'76.3-7 HMM'76.10-12 |
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5 | John Dickson Carr's Solution to the Mystery of Edwin Drood 「エドウィン・ドルードの謎」への解答 |
1981 | HMM'82.5 | チャールズ・ディケンズの同名作品の解答考察 |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | 名探偵読本4 エラリイ・クイーンとそのライヴァルたち | 1979 | パシフィカ('79) | 石川喬司+山口雅也編 日本で独自に編纂 |
2 | ジョン・ディクスン・カー 〈奇蹟を解く男〉 |
1995 | 国書刊行会('96) | ダグラス・G・グリーン著 研究書 |
3 | ジョン・ディクスン・カーの世界─怪奇・密室・そして歴史ロマン ミステリーの巨匠の秘密を探る | 1990 | 創英社/三省堂書店('05) | S・T・ジョシ著 研究書 |
No. | 事件名 | 発表年 | DVD | 備考 |
1 | La Chambre Ardente 火刑の部屋(仏・伊) |
1962 | - | 監督:ジュリアン・デュヴィヴィエ 脚本:ジュリアン・デュヴィヴィエ&シャルル・スパーク 主演:ジャン=クロード・ブリアリ 原作「火刑法廷」 |
No. | 事件名 | 発表年 | DVD | 備考 |
1 | Treacherous Crossing アトランティック殺人事件(米) |
1992 | - | 監督:トニー・ワームビー 脚本:イライザ・ベル 主演:リンゼイ・ワグナー 原作「B13号船室」(「幽霊射手」所収) |
【参考】「ジョン・ディクスン・カー〈奇蹟を解く男〉」(国書刊行会)
「プレーグ・コートの殺人」(早川書房 ハヤカワミステリ文庫)
「不可能犯罪捜査課」(東京創元社 創元推理文庫)
「夜歩く」(東京創元社 創元推理文庫)