アーネスト・ブラマ
(Ernest Bramah)

「マックス・カラドスの事件簿」
（東京創元社）

　イギリスの作家。自分の経歴を明らかにするのを好まなかったそうで、生年もはっきりとは分からないそうです。しかし、偏屈な人物というわけでもなかったそうで親切で温雅だったと評されています。

　はじめは農場経営をしていましたが上手く行かず、その後ジャーナリストに転身し、いくつかの雑誌の編集スタッフとして活躍します。
また古銭学の専門家でもあり、カラドス譚のいくつかにもその知識が活かされています。

　彼の著作として有名なのがカイ・ルンという中国人が語るアラビアン・ナイト風の奇譚を集めたシリーズで、今日でも根強い人気があるそうです。

　あまりにリアルなその内容から、ブラマは中国に何年かいたのではと思われていたそうですが、そのような事実はないようです。

　推理小説家としてはホームズ期の重要な探偵の一人である、盲目の探偵マックス・カラドスの生みの親として有名であり、こちらは全部で１長編26短編があります。

■作家ファイル■

本名

アーネスト・ブラマ・スミス

出身地

イギリス、マンチェスター郊外

生没

1868年～1942年６月27日（73歳）

作家としての経歴

1894

農場経営をもとに最初の出版である「England Farming and Why I Turned It Up」を発表

1900

グランド・リチャーズ社からカイ・ルンもの「The Wallet of Kai Lung」を発表

1914

ロンドンのメシュイン社よりマックス・カラドス譚の第１短編集「マックス・カラドス(Max Carrados)」を発表

シリーズ探偵

盲人探偵マックス・カラドス (Max Carrados)
カイ・ルン (Kai Lung)

代表作

「ブルックヘンド荘の悲劇」
「マッシンガム荘の幽霊」（全て短編）

■関連リンク■

１　 海外サイト「ernestbramah.com」

■著作リスト■

１　盲人探偵　マックス・カラドス登場作品リスト

２　カイ・ルン登場作品リスト

【短編集】

【オムニバス】

２　その他の作品

【長編】

【短編集】

【参考】「マックス・カラドスの事件簿」（東京創元社　創元推理文庫）

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