アメリカの女流推理小説家で、私立探偵V・I・ウォーショースキーのシリーズで有名な女流推理小説家サラ・パレッキーとともに、現代を代表するいわゆる”女性私立探偵小説”作家の一人です。
ケンタッキー州に生まれ、大学を卒業後しばらくはミステリーの女王アガサ・クリスティー作品をドラマ化するなど、テレビドラマの脚本を手掛けていましたが、そんな忙しい仕事の傍らに”ほんの軽い冗談のつもりで書いた”という長編「アリバイのA」が思いがけず全米で大反響を呼びます。
ちなみにその”軽い冗談”というのは、子供の養育権訴訟で争っていた前夫を小説の中で殺してすっきりさせたかったからだ、と言われています。
それ以後もデビュー作「アリバイのA」で活躍した女性私立探偵キンジー・ミルホーンを主人公とする長編を書き続け、その度ごとに多くの女性読者を獲得しており、ABCD…とアルファベット順にタイトルがつけられたこのシリーズは今後Zまで、全26作品続く予定なのだそうです。
彼女の人気を反映してか、現在アメリカ国内では彼女の「アリバイのA」の初版本は驚くほどの古書価格がつけられているとか。そんな彼女の憧れであり、目標とするする作家がミステリの女王アガサ・クリスティーで、常日頃から彼女のようになりたいと語っているそうです。
また、彼女の父親C・W・グラフトンも有名なミステリー作家で、4冊の作品(そのうちミステリは3冊)を残しています。
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | Keziah Dane | 1967 | - | |
2 | The Lolly Madonna War ロリ・マドンナ戦争 |
1969 | 扶桑社ミステリー('09) | 映画化('73) |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 | |
1 | Kinsey and Me | 1992 | - | キンジーもの8編含む 全17編 |
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1 | April 24, 1960 | - | |||
2 | The Closet | - | |||
3 | The Listening Game | - | |||
4 | Marple Hill | - | |||
5 | Night Visit | - | |||
6 | Corridor A | - | |||
7 | A Portable Life | - | |||
8 | That's Not an Easy Way to Go | - | |||
9 | A Woman Capable of Anything | - |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | グラフトンのG キンジー・ミルホーンの世界 |
1997 | 早川文庫124-99 | N・H・コーフマン&C・M・ケイ著 |