アメリカの小説家。コロンビア大学で博士号を取得し、教鞭を執るかたわらに小説を発表しますが、そのデビュー作となった歴史ミステリー短編「玉を懐いて罪あり」で〈エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン(EQMM)〉の年次コンテストで最優秀新人賞に輝きます。
その後も1951年発表のテナント少佐ものの短編「アデスタを吹く風」でEQMM短編コンテストの第1位を獲得するなど、意外性のある短編作品を発表していますが、非常に寡作家で、シリーズ探偵のテナント少佐ものも4編しかないといわれています。
日本で独自に編纂された短編集「アデスタを吹く冷たい風」は1998年の早川書房のポケミス45周年記念復刊フェアと2003年の50周年記念復刊フェアの復刊アンケートで2回連続で第1位の快挙を成し遂げています。
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 | |
1 | アデスタを吹く冷たい風 | 1961 | HPB646 | 日本で独自に編纂 テナント少佐もの4編他全7編 |
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1 | アデスタを吹く冷たい風 | 1952 | 早川文庫「黄金の13/現代篇」 EQMM'58.6 |
テナント少佐 EQMM短編コンテスト第1位('51) |
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2 | 獅子のたてがみ | 1953 | EQMM'58.12 | テナント少佐 | |
3 | 良心の問題 | 1952 | EQMM'58.7 | テナント少佐 | |
4 | 国のしきたり | 1956 | EQMM'61.8 | テナント少佐 | |
5 | もし君が陪審員なら | 1958 | 荒地出版社「年刊推理小説ベスト10(1960年版)」 EQMM'59.11 |
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6 | うまくいったようだわね | 1955 | HMM'89.8 EQMM'58.10 |
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7 | 玉を懐いて罪あり (北イタリア物語) |
1949 | 早川文庫277-1「密室殺人傑作選」('03) HPB1161「密室殺人傑作選」 早川書房 世界ミステリ全集18「37の短篇」('73) HMM'70.12 EQMM'58.11 |
EQMM年次コンテスト最優秀新人賞('48) 歴史ミステリ フラナガンのデビュー作 |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | The Year of the French (フランス人の年) |
1979 | - | 歴史小説 |
2 | Tenants of Time | 1988 | - | |
3 | The End of the Hunt | 1994 | - |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | There You Are: Writings on Irish and American Literature and History | 2004 | - |