ポオによって誕生した推理小説は、その後およそ50年の後にシャーロック・ホームズの登場によって、新しい時代を迎えます。
そして、ホームズの成功に他の作家たちも黙ってはいませんでした。ソーンダイク博士やブラウン神父、更には隅の老人、思考機械など、次々とホームズのライヴァルといわれた探偵たちが登場してきます。
この時代は、ホームズに代表されるように、短編推理小説が中心であり、手軽に読めるのも特徴です。
また、フランスではアルセーヌ・ルパンが大喝采を浴び、ルルーが「黄色い部屋の謎」を発表しています。