タイトル | 手をやく捜査網 |
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原題 |
Police at the Funeral | ||
発表年 |
1932 | ||
著者/訳者/解説 |
M・アリンガム/鈴木幸夫/田中潤司 | ||
カバーデザイン |
永田力 | ||
ページ数 |
210(巻末「アリンガム雑記」およびアリンガムの著作目録) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
六興出版部 六興推理小説選書(キャンドル・ミステリーズ)112 |
マージェリー・アリンガムは「幽霊の死」や「判事への花束」など、アルバート・キャンピオンを主人公探偵とする、文学味豊かな本格探偵小説の筆者として、わが国の読者にもよくその名を知られたイギリス探偵文壇の第一線作家である。古い作家のわりに、わが国に紹介されるのが遅かったが、その作品は非常な好評を博している。本書は比較的初期の作品だが、アリンガムの持味を存分に発揮した佳作の一つである。 『探偵小説好きの経済評論家ジョン・ストレイチーはマイクル・イネス、ニコラス・ブレイクと、このアリンガムの三人を、イギリス探偵小説界の三俊英として特に称揚している。この三人の特徴は、いずれも教養深い作家であり、作品に文学味が強く、したがって文体が凝っている点にあり、イギリスでなければ見られないような、非通俗なハイブラウな作家たちである』 江戸川乱歩 |
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初版 |
1957年(180円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
なし |