モルグの女 タイトル

モルグの女

原題

The Lady in the Morgue

発表年

1936

著者/訳者/解説

ジョナサン・ラティマー/佐倉潤吾/佐倉潤吾

カバーデザイン

上泉秀俊

ページ数

271

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ697
真夜中の死体置場。卓上の寒暖計は既に91度に達している……。気狂いじみた暑さと死体の異臭に満ちたシカゴの死体置場には、安ホテルで自殺した若い女の死体が収容されていた。そして、この女の身許を確かめようと三人の男が押しかけていた。二人の新聞記者と、ニューヨークの私立探偵ウィリアム・クレイン。クレインは、大金持の未亡人エヴァリン・コートランドの依頼で、ニューヨークからこの死体置場にやってきたのである。エヴァリンの娘は二年前に家出したまま、その後行方を絶っていたのだ。しかし、クレインが死体の身許を確かめないうちに、死体置場は大混乱に陥ってしまった。死体置場の番人オーガスト・リープマンが絞殺された上、肝心の女の死体が盗まれてしまったのである!
警察は直ちに事件の調査に乗り出し、容疑をクレインに向けた。クレインが依頼人に頼まれ、わざと死体を隠匿したというのである。今やクレインには、盗まれた死体を見つけ出す以外に警察の容疑を晴らす道はない。それにしても犯人は何のために死体を盗んだのか? そして死体の女は何者なのか? クレインは警察とは別個に死体の行方を突き止めようとした。が、彼の他にも死体を捜している者がいた!
アメリカ探偵小説界の大家ジョナサン・ラティマーが、ユーモラスな筆致で描く風俗小説の傑作!

初版

1962年(260円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-15-000697-0

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