タイトル | 狂った殺し |
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原題 |
The Crazy Kill | ||
発表年 |
1959 | ||
著者/訳者/解説 |
チェスター・ハイムズ/工藤政司/小鷹信光 | ||
カバーデザイン |
カバー写真 ユナイト映画提供『ロールス・ロイスと銀の銃』より | ||
ページ数 |
192(巻末「チェスター・ハイムズ・ストーリー」およびチェスター・ハイムズの著作リスト) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ1136 |
ハーレムのまとめ役だった夫のビッグ・ジョーが急死してから、マミー・ブーリンは身内に何か悪いことが起りそうな気がして心配でならなかった。息子同然の賭博師ジョニー・ペリーの妻ダルシーに、最近混血のチンクがしきりに言寄ってきて身内の仲がひどく険悪になってきている。みんな何をしでかすか分らない連中だ。ジョニーと義弟のヴァルがまだ来ていないが、むんむんした熱気と人いきれで通夜はたけなわだった。 と、ドアを激しく叩く者がいた。中にいるはずのショート牧師だった。三階の窓から外に落ちたのだが、舗道ににパン籠が置いてあって助かったのだという。みんなガヤガヤいいながら窓辺に押し寄せた。すると、確かに下にパン籠のようなものが見えた。だが、それだけではなかった。男が一人横たわっていた。その胸に深々とナイフが突刺さっている─数分後、黒のセダンで現場に駆けつけたハーレムの黒人刑事コンビ、墓掘りジョーンズと棺桶エド・ジョンソンはヴァル殺しの犯人をあげるべく直ちにワイルドな捜査を開始したのだが……。 賭博師、売春婦、こそ泥、麻薬販売人、ヤクザ者の熱っぽい街─ハーレム。荒っぽい捜査でハーレムの犯罪にあたる黒人刑事コンビ、墓掘りと棺桶エド。『ピンクトーズ』の黒人作家ハイムズが、ハーレムの犯罪をハードに描く異色シリーズ第1弾! |
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初版 |
1971年(330円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
なし |