タイトル | リアルでクールな殺し屋 |
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原題 |
The Real Cool Killers | ||
発表年 |
1959 | ||
著者/訳者/解説 |
チェスター・ハイムズ/村社伸/S | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
190(巻末「黒人の魂を唄う作家」および墓掘りジョーンズ・棺桶エド・シリーズ作品リスト) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ1149 |
ソニーはマリファナ入りのたばこを吸ったので、木にとまっているようにうきうきしていた。青い鋼鉄製の拳銃をコートの内側から抜き、弾巣をぐるっと廻すと白人の大男にぴたりと狙いをつけた。オレンジの炎が白人の胸元めがけてぱっと噴き出す。 ソニーと白人は同時に地面を蹴って宙に跳び上がった。白人が走り出した。有色人種の野次馬の間を駆け抜けながら、彼らをなぎ倒し、何も目に入らないかのように車の前を走り続けた。ソニーがそれを追う。野次馬がそれに加わる。白人は127丁目の角にたむろしている8人のアラブ人のかたわらを走り過ぎた。アラブ人たちは突然おしゃべりをやめ、一団となって白人の後を追った。疾走する一台の車が彼を轢くまいと耳をつんざくブレーキをかけた。大柄の白人は本能的に高く、脇に跳び上がり、走ってくる車を避けた。腕と脚がグロテスクなシルエットを宙に描く。その瞬間、ソニーはアラブ人と肩を並べ、白人がまだ足をつけきらないでいる姿勢を狙い撃った。白人はぐらぐら身をゆすると力なく倒れ、それきり起き上がらなかった。 またもハーレムを揺がす殺人事件! が直後、興奮状態で無実の少年を射殺した棺桶エドは停職処分を喰らい、兇暴な不良少年グループとひとり対決する墓掘り。ハーレムの悲しみと激怒を描く好評シリーズ第3弾! |
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初版 |
1971年(330円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
4-15-001149-4 |