タイトル | 探偵コンティネンタル・オプ |
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原題 |
The Continental Op | ||
発表年 |
1956(日本で独自に編纂) | ||
著者/訳者/解説 |
ダシェル・ハメット/砧一郎/編集部S | ||
カバーデザイン |
上泉秀俊 | ||
ページ数 |
254(巻末「ハメットの短篇について」─ハメット短編集リスト) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ586 |
シナ人の女流作家、リリアン・シャンは、仕事の行き詰まりから、女中を伴って旅行に出た。しかし、ニューヨークに向う途中、突然霊感が浮かんできたので、その夜のうちに、サン・フランシスコの大邸宅に帰ってきた。ところが、玄関のベルを鳴らしても、召使いたちはひとりも出迎えない。そのときだ─見知らぬ若いシナ人が出てきて、やにわにリリアンと女中をカーテンで縛り上げると、姿を消してしまったのだ。……二時間後、リリアンはやっといましめを解くことができた。が、女中のほうは首をきつく絞められてて、窒息死していた。そして、更に調べてみると、部屋の豪華な調度は何一つ盗まれていないばかりか、乱闘した形跡もなかった。だが─地下室には料理女の絞殺死体がころがっていた。他の召使い─老執事と庭師の姿はどこにもなかった。 警察は、リリアンに嫌疑をかけてきた。しかしリリアンには身の覚えのないことだった。彼女は自分の無実を証明するために、コンティネンタル社の私立探偵、「私」─コンティネンタル・オプ─に事件の調査を依頼してきた。そこで、「私」は唖の乞食、ウールをシナ町にもぐりこませて、情報を集めさせたのだが…… 私立探偵コンティネンタル・オプ登場の傑作五篇を収録したハメット短篇集! ハードボイルド派の生みの親、ハメットが短篇に描く非情と強烈なアクションのドラマ! |
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初版 |
1960年 | ||
重版 |
1976年3版(590円) | ||
入手 |
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ISBN |
4-15-000586-9 |
1 シナ人の死 (Dead Yellow Women)
2 メインの死 (The Main Death)
3 金の馬蹄 (The Golden Horseshoe)
4 だれがボブ・ディールを殺したか (Who Killed Bob Teal ?)
5 フウジス小僧(キッド) (The Whosis Kid)