タイトル | スリップに気をつけて |
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原題 |
Some Slips Don't Show | ||
発表年 |
1957 | ||
著者/訳者 |
A・A・フェア/宇野利泰 | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
187 | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ426 |
男のくせにいかにも女々しそうな依頼人は気に入らなかったが、ドナルド・ラムは事件に興味を感じ、バーサ・クールは男のふところが気に入った─依頼人の名は、バークレイ・シッシャー、景気のいい投資株式会社の社長だった。事の発端は二週間前。サンフランシスコの業者の会議に出席したフィッシャーは、パーティで飲みすぎ、翌朝、一人暮らしの若い女の部屋で目を覚ますという失態を演じてしまった。そして昨日、ジョージ・カドットなる男から手紙が届いた。おきまりの脅迫だった。根っからの恐妻家フィッシャーは、どうにかしてくれと、ラムとクールに泣きついてきたのだ。 ラムはさっそくサンフランシスコに飛び、カドットの正体を探ろうと、フィッシャーを泊めた女ロイスの部屋を訪ねた。そこで、ロイスはこの脅迫事件に関係のないことはわかったが、危険を察知したカドットは姿を隠してしまった。ラムは手練のテクニックを使って、カドットがホテルに潜んでいるのを見事に探し当てた。 心配で駆けつけてきたフィッシャーをともない、ラムは件のホテルに向かった。だが、ホテルの部屋で二人を待っていたのは、すりきれた安絨毯の上に血を流した、ジョージ・カドットの死体だった! 窮地に追いこまれたラムが土壇場で放つ大胆な推理。お馴染みラムとクールのユーモア・コンビ登場! |
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初版 |
1958年 | ||
重版 |
1983年3版(580円) | ||
入手 |
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ISBN |
4-15-000426-9 |