ロンドン港の殺人 タイトル

ロンドン港の殺人

原題

The Port of London Murders

発表年

1938

著者/訳者/解説

ジョゼフィン・ベル/中川龍一/中川龍一

カバーデザイン

上泉秀俊

ページ数

216(「巻末「ジョゼフィン・ベル女史と会って」およびベルの経歴、主な著作リスト)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ344
さむざむとした十一月のある日の午後、東洋からの荷物を積んだ貨物船アンジェロ号は、間断なしに吹き悩まされた暴風から、ようやく脱して、テムズ河の広い河口にたどりついた。デッキの備品はなくなり、救命ボートは破損し、怪我人も出たが、荷物は全部無事だった─一方、ロンドン旧市区のとあるビルの地下室では、『輸入業ホルマン』と書いたガラスドアの事務室の中で、肥満型の一人の男が、いらいらしながら何かを待っていた。その時電話がけたたましく鳴った。男は飛びつくように受話器をとった。『なに、船が入ったって? それはありがたい!』

本書は探偵小説評論家サンドウやスチヴンスンの名作表にも選ばれているベルの傑作の中でも代表作とされるもので、テムズ河下流のロンドン港一帯これを中心としたロンドン市の情景が、じつにヴィヴィッドに描き出されている。

初版

1957年(170円)

重版

入手

amazon

ISBN

なし

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