タイトル | ハニー貸します |
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原題 |
This Girl for Hire | ||
発表年 |
1957 | ||
著者/訳者 |
G・G・フィックリング/宇野輝雄 | ||
カバーデザイン |
本体 勝呂忠/カバー写真 米国ANI通信社提供 | ||
ページ数 |
193 | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ944 |
ハリウッドの一流スターの邸宅となれば、さすがにケタ外れだとハニーは思った。建物全体が平べったい大きなプール。壁は全然なく、移動式の間仕切りが数枚あるだけだ。天井からはアーク燈がぶら下がり、床一面には厚いフォーム・ラバーが敷き詰めてある。邸内の四隅はステージみたいに高くなっていて、スワンソンは、それらはみんなベッド・ルームだととこともなげに言ってのけた。やがてスワンソンは、酔眼朦朧とした目でハニーを見ると、プラスチック製のブラジャーとパンティを差し出し、プールでひと泳ぎしようと言い出した。ボッブ・スワンソン・ジョーで愛嬌をふりまくやさ男とがらりと変わって、彼は、ハニーが抵抗するのも構わず無理やりドレスをはがし、透明水着を着せようと抱きついていった……! ハニーがスワンソンの誘惑にやすやすとのって私邸まで行ったのは、往年の名俳優ハーブ・ネルソンが殺されたからだった。見るも無残な死体となって発見される直前ハニーはハーブから命を狙われているので助けて欲しいと依頼されていたのだ。責任を感じたハニーは、ボッブ・スワンソン・ジョーがハーブの最後の舞台だったのを知り、早速渡りをつけようとスワンソンに接近していったのだが…… |
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初版 |
1966年(260円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
なし |