三人の中の一人 タイトル

三人の中の一人

原題

Un dans Trois (Monstres sur mesures)

発表年

1932

著者/訳者/解説

S・A・ステーマン/松村喜雄/中島河太郎

カバーデザイン

イラストレーション 上田薫/デザイン 山下秀男

ページ数

310(巻末「パズラー作家ステーマン」及びステーマンの不完全な作品リスト)

あらすじ(解説文)

出版

番町書房
イフ・ノベルズ17
この物語は1930年代、フランスの片田舎にある古い城館が舞台である。城主はいかさま興業で巨富を手にしたユーゴー・スリム。彼は、ブロンド髪の若く美しい妻とこれも美しい姪とそれから暗い過去をもつ友人のネッペル医師とともに、世人の眼をさけ、この古色蒼然とした城館にひっそりと暮してした……。ある雷雨の夜、城館の一階の一室でネッペル医師が殺される。使用された兇器はピストルで、弾丸は額のど真中を射ち抜いていた。医師同様、暗い過去をもつ城主は、この殺人事件以来、いっそうおびえた生活を続けるが……。そして二度目の殺人事件が起こった。予審判事の懸命な捜査にもかかわらず、犯人の目星はつかない。ここに城主の友人として招かれた謎の人物サン・ファールが登場する。全身黒づくめの〈黒衣の男〉だった……。犯人は誰か? 本格派探偵小説の謎解きの面白さをもつ未訳の長編!

初版

1977年(650円)

重版

入手

amazon

ISBN

なし

TOPへ