タイトル | フランチャイズ事件 |
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原題 |
The Franchise Affair | ||
発表年 |
1948 | ||
著者/訳者/解説 |
ジョセフィン・テイ/大山功/江戸川乱歩 | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
272(巻末「ジョセフィン・テイ再読」およびテイ長編著作リスト) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ138 |
〈フランチャイズ家〉と呼ばれる邸に住むマリオン・シャープと母親はある娘に暴行犯として訴えられていた。娘は邸に連れ込まれ、殴る蹴るの目に遭いながら、一ヶ月もの間下女働きをさせられたというのだ。確かに暴行の跡は娘の体に無数の傷となって残っている。しかしシャープ母娘にとって、それは全く身の覚えのないことだった─少壮弁護士ロバート・ブレーヤーは、マリオンのたっての頼みで、この奇怪きわまる事件を調査することになった。が、状況はシャープ母娘に不利だった。訴えた娘ベティーは、住人でなければ分からないような邸の様子を詳細に証言してみせていた。屋根裏部屋から女の悲鳴が聞こえたという掃除女の証言もあった。反対にシャープ母娘に有利な証拠は何ひとつない─しかしマリオンと親交を深めるに従い、ロバートは彼女の無実を信じるようになっていた。それでは、問題の一ヵ月の間、ベティーはいったいどこに姿を消していたのか? ロバートは彼女の目撃者捜しを始めるが、成果の上がらぬままついにシャープ母娘は警察に召還され、裁判にかけられることになってしまった! はたして、ロバートはシャープ母娘と救うことができるのか? 探偵小説史上に輝く歴史ミステリの傑作『時の娘』で名高いジョセフィン・テイ女史の出世作! |
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初版 |
1954年 | ||
重版 |
1994年3版(1000円) | ||
入手 |
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ISBN |
4-15-000138-3 |