タイトル | ゴーテ警部罠にかかる |
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原題 |
Inspector Ghote Caught in Meshes | ||
発表年 |
1967 | ||
著者/訳者 |
H・R・F・キーティング/山口午良 | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
227 | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ1083 |
インドを訪問中のアメリカ人が残忍な追剥にあって、射殺された。インドやビルマで、一般にダコイツと呼ばれる徒党を組んでの強盗事件が、ボンベイから50マイルと離れぬ幹線道路で発生したのだ。しかもあいにくのことに、グレゴリー・ストロングボウ教授というような世界的人物の弟が被害者だった。 ガネシ・ゴーテ警部にとってこうした事件はいつも悩みの種だった。しかも受難は始まったばかりなのだ。事件に着手するかしないうち突然政府の上級機関に召喚されたゴーテは、そこで驚倒すべき事実─教授の弟が殺害されたのは、インド政府が極秘のうちに開発していた核兵器の秘密を知ったためであり、政府にとっては犯人を挙げるより、機密が弟から兄の教授に伝えられているかいないかを探る方が優先すること─を告げられた。局長メータ大佐の命令は、警察官としての職務を放棄して、諜報活動をせよというのだ。そのためには犯人逮捕を諦め、あまつさえ暗殺団に命を狙われている教授を見捨てなければならない。職務か、国家の命か? 警部は迷った。が、厳命は下され、既に張り巡らされた網の中にゴーテ警部はしっかりと捕えられていた! 人間味溢れる異国の探偵、ゴーテ警部を創造し、ミステリ界に新風を吹き込んだキーティングの最新作! |
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初版 |
1969年(330円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
4-15-001083-8 |