死は海風に乗って タイトル

死は海風に乗って

原題

Black Widower

発表年

1975

著者/訳者/解説

パトリシア・モイーズ/山本俊子/S・S

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

239(巻末「カリブ海への招待」およびモイーズの著作リスト)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ1430
ジョージタウンに出来たタンピカ駐米大使館のパーティには、三百人もの出席者を得て華やかに取り行なわれた。外交官、政治家、高級官吏その他各界の有名人が集うなか、出席者たちの関心はタンピカ大使エディ・アイアンマンガーとその妻メイヴィスに集まっていた。独立間もないカリブの島国タンピカの次期首相と目される美男の黒人と美しいイギリス人女性の取り合わせ。しかもメイヴィスの男関係にはとかくの噂があった……やがて思ってもみなかった事件が持ち上がった。メイヴィスが突然、声高々と卑猥な歌を歌い始めたのだ。 メイヴィスの飲酒癖と軽はずみな性格を考えて、大使館の幹部たちはあらかじめ打ち合わせて彼女にはトマトジュース以外飲ませないように手配してあった。それが、メイヴィスはいつの間にか泥酔していた。大使館顧問ホルダー=ワッツは大慌てでメイヴィスを階上の寝室に閉じ込めてその場を収拾した。そしてパーティも終わりに近くなり、ホルダー=ワッツは大使の指示でメイヴィスを呼びに行った。だが、寝室で彼が見たのは、銃弾をこめかみに受けて死んでいる大使夫人の姿だった! 微妙な政治情勢を考慮して、タンピカ政府はロンドン警視庁に協力を要請した。妻エミーを伴い、観光旅行を装ったヘンリ・ティベット主任警視は、事件の真相を追ってワシントン、そしてカリブ海の島へと飛んだが……?

初版

1984年(780円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-15-001430-2

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