ランプリイ家の殺人 タイトル

ランプリイ家の殺人

原題

Surfeit of Lampreys (米 Death of a Peer)

発表年

1940

著者/訳者/解説

ナイオ・マーシュ/浅羽莢子/浅羽莢子

カバーデザイン

坂川栄治

ページ数

405(巻末にマーシュの著作リスト)

あらすじ(解説文)

出版

国書刊行会
世界探偵小説全集17
心はいつも朗らかながら経済観念まるでなしのランプリイ家は、何度目かの深刻な財政危機に瀕していた。 頼みは裕福な親戚の侯爵ゲイブリエル伯父だけ。 ところがこの侯爵、一家とは正反対の吝嗇で狷介な人物、その奥方は黒魔術に夢中のこれまた一癖ある女性。 援助を求めた一家の楽観的希望もむなしく、交渉は決裂、侯爵はフラットをあとにした。 ところが数分後、エレベーターの中で侯爵は、眼を金串でえぐられた無残な死体となって発見された。 わずかな空白の時間に犯行が可能だったのは誰か? はたしてこの愛すべき一家の中に冷酷非情な殺人者がいるのだろうか─? 魅力的な英国貴族の人物造型と流麗な情景描写、巧みなトリックが融合したマーシュの代表作。

初版

1996年(2500円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-336-03847-3

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