死の序曲 タイトル

死の序曲

原題

Overture to Death

発表年

1939

著者/訳者

ナイオ・マーシュ/瀬沼茂樹

カバーデザイン

上泉秀俊

ページ数

320

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ476
ウイントン・セント・ジャイルズ教会のホールには、雨の匂いと人間の匂いがたちこめていた。基金募集のための素人芝居の幕があがり、司会をつとめるコープランド牧師が、拍手を受けながら前奏曲の奏者を紹介する。観衆の顔には、おやという表情が浮かんだ。ピアノの前に座っていたのは予定されていたエイリナではなく、資産家のキャンパヌウラだったのだ。栄誉の奏者をめぐって熾烈な神経戦を演じたエイリナとキャンパヌウラだったが、土壇場で指を傷めたエイリナがピアノを弾けなくなったのだ。なんと気の毒なエイリナ……観衆はみなそう思ったが、得意満面のキャンパヌウラが鍵盤に指を落とした途端、運命は逆転した。轟然たる銃声がピアノの中から響き、彼女は即死してしまったのだ! 自身女優の経験をもつ著者が、演劇に関する薀蓄を傾けて描いた力作

初版

1959年

重版

2003年再版(1300円)

入手

amazon

ISBN

4-15-000476-5

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