タイトル | 眠りと死は兄弟 |
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原題 |
Sleep and His Brother | ||
発表年 |
1971 | ||
著者/訳者/解説 |
ピーター・ディキンスン/工藤政司/工藤政司 | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
245(巻末にディキンスンの1974年までの著作リスト) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ1218 |
ピブルがその荘重なゴシック風建物の表玄関に立つと、ドアが内側からゆっくりと開き、妙に間のびした子供のあいさつが聞えた。ドアの陰にいて、今度はドアを閉めようと懸命の努力をしている二人の子供の声だった。声だけでなく、動作もまるで水の中を動くようにひどく緩慢だった。彼らは極端に太っていて、触れると大変冷たい肌をしている。12歳ぐらいの子供たちだったが、実は知能も肉体も幼児程度であることをピブルは知っていた。キャシプニー(眠り病)が彼らを犯している奇病の名だった。 キャシプニーにかかると、患者は1日20時間も眠るようになり、特殊な治療を施さないと一年以内で死に到る。管理者のジョーンズ夫人とシルヴァー医師が運営しているこの施設が最近資金難に陥った。何か訳があるのかもしれないから訪れてみてくれと妻のメアリーに頼まれ、ピブルは重い腰をあげたのだった。だが、施設の中に入ったピブルは、資金難とは別に奇妙なことに気づいた。知能の発達が遅れたかわりにテレパシー能力の発達した子供たちが、何かに怯え、警官であるピブルにジョーンズ夫人の身に危険が迫っていることを知らせようとしているのだ……! 二年連続英国推理作家協会賞に輝く本格派の異才がさらに奇抜なシチュエーションのもとに描く最新話題作! |
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初版 |
1974年(570円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
4-15-001218-0 |