子供好きな、隠退したヤードの名刑事
イギリス黄金時代の本格作家イーデン・フィルポッツの作品の中では唯一2つの長編作品に登場するシリーズ探偵。
イギリス・スコットランド・ヤードの元警察官で現在はすでに隠退していますが、警察官としての実力は折り紙付きで、その退職の際には壮大な送別会が開かれ、警視総監からは金時計を贈られたほどの名刑事として名を馳せていたといいます。
退職して現在は55歳になり、その風貌は背は168センチとやや低めで、短く刈った髪の毛に髭をあたったきれいな顔に温かみのある優しげな表情をしていて、母親譲りのユーモアの精神も持っています。まだ独身ですが大の子供好きです。
その捜査方法は、とにかく直観に頼るのではなく、忍耐強く地道に捜査をして事件を解決に導いていく真面目で堅実なタイプの探偵です。
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | 闇からの声 (恐怖の面) |
1925 | 創元推理文庫111-2 HPB243 講談社文庫('77) 旺文社文庫 東都書房 世界推理小説大系15('62) 東京創元社 世界推理小説全集13('56) 新樹社 ぶらっく選書16('50) 中学時代一年生'63.11第4付録 中一文庫8(抄訳) |
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2 | 密室の守銭奴 | 1926 | 別冊宝石29('53)(抄訳) |
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | Prince Charlie's Dirk チャリイの匕首 |
新青年'29夏季増刊 |