笑うきつね タイトル

笑うきつね

原題

The Laughing Fox

発表年

1940

著者/訳者

フランク・グルーバー/宇野利泰

カバーデザイン

上泉秀俊

ページ数

298

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ694
その夜、アイオワ州の小さな町シダー・シティは家畜共進会を明日に控え、5万人の見物人が押し寄せていた。町のホテルというホテルは泊り客であふれんばかり……。本のセールスマン、ジョニー・フレッチャーとその相棒サム・クラッグがこの町へやって来たのも、この人手を利用し、ひと儲けしようという魂胆からだった。二人は一文無しだったが、町に着く早々、思わぬ儲け口が見つかった─バーで知り合った一人の田舎紳士が、泊まるホテルを探しているというのだ……。口の上手いジョニーがこの話に飛びつかぬはずがない。彼はさっそく田舎紳士との交渉をはじめ、ジョニーたちが借りた部屋に同宿させてやることで、相手から5ドルまきあげた。そして田舎紳士に部屋の鍵を手渡すと、二人は意気揚々と町いちばんの高級レストランへ出かけていった。だが、食事をすませて部屋に戻った二人を待っていたのは、喉をかみ切られた田舎紳士の死体だった! しかも、その血まみれの死体の上には目をらんらんと光らせた一匹の黒ぎつねが……。薄気味悪くなった二人は、慌てて部屋から逃げ出す。が、ほどなく警察から殺人容疑者として逮捕された─。
殺された男は、アルフレッド・オーピングトンという養狐業者だった。どうやら二人はたった5ドルの金で、きつねの恨みを買ってしまったらしい……。
口八丁手八丁の文無し男、ジョニー・フレッチャーが大活躍するユーモア・ミステリ!
軽快な筋の運びと、洒落たセリフで描くフランク・グルーバーの傑作!

初版

1962年(280円)

重版

入手

amazon

ISBN

なし

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