タイトル | サン・フォリアン寺院の首吊人 |
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原題 |
Le Pendu de Saint-Pholien | ||
発表年 |
1930 | ||
著者/訳者/解説 |
ジョルジュ・シムノン/水谷準/水谷準 | ||
カバーデザイン |
十河雅典 | ||
ページ数 |
171 | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
角川書店 角川文庫 赤503-1 |
男はメグレの目前でピストル自殺を遂げた。この浮浪者同然の男が、ブリュッセルで3万フランの大金を送るのを目撃して以来、警部は後を尾けていたのだ。遺品はすりきれた黒い鞄一つ。中には、ぼろに等しい古着が一着。 鑑識の結果、上着には10年以上前に付着したと思われる、かすかな血痕があった。そして不可解なことに、自殺した男は生前、大金を各地からパリの自宅に送っては、それをすべて燃やしていたというのだ。 執拗なメグレの捜査の前に、死んだ浮浪者の哀切な過去と、かつてのおぞましい事件が再現されてゆく─。 妖異なムードを湛えた、シムノン推理の異色傑作! |
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初版 |
1957年 | ||
重版 |
1976年再版(180円) | ||
入手 |
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ISBN |
なし |