タイトル | ギャルトン事件 |
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原題 |
The Galton Case | ||
発表年 |
1959 | ||
著者/訳者/解説 |
ロス・マクドナルド/中田耕治/編集部S | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
279(巻末「ひとつの試論」) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ603 |
私立探偵、リュウ・アーチャーは、ギャルトン家の弁護士、ゴードン・セイブルに呼び出された。カリフォルニアの古風な住宅街アロヨ・パークにあるギャルトン家は、古い歴史をもつ上流階級だった。未亡人のマリア・ギャルトンは老衰から長い病床生活を送っていた。事件の調査というのは、二十年前にまだ22才の若さで家出し、そのまま行方不明になっている一人息子、アンサニイ・ギャルトンを探し出すことだった。アンサニイの家での原因は、彼が家柄におよそ不釣合な女と結婚したのを母親が許さなかったからだ。しかし、それも明日を知れぬ今の身となれば、怒りも憎しみも水と流し、一目会いたかったのだ。一方、アーチャーにとっては、まるで雲をつかむような話だった。現在のおよその居場所はもちろん、生命の安否さえ分からないとあっては……。が、腐敗した特権階級に反撥し、貧困にあえぐ人々の生活に自ら進んで身を沈めていったアンサニイに、なぜかアーチャーは共感を覚えていた……。人間悲劇の底にリュウ・アーチャーが遂に見出した愛と希望! 正統ハードボイルドの第一人者、ロス・マクドナルドが、生きることの希望と不安を描く感動の傑作! | |
初版 |
1960年 | ||
重版 |
1975年3版(580円) | ||
入手 |
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ISBN |
4-15-000603-2 |