アメリカの女流作家ヒルダ・ローレンスが生み出した、ニューヨークのマンハッタンに事務所を構える都会派の私立探偵。
物語中ではこのイーストとニューイングランドの独身で金持ちの有閑マダムのベシー・ベティとビューラ・ポンドのトリオが事件解決を目指して捜査に当たりますが、その中でマーク・イースト探偵はどちらかというとあまり目立たず、影が薄い印象です。
その一方でお節介で何でも知りたがる好奇心旺盛なベシーとビューラの二人の女性が積極的に事件解決を目指して手掛かりを掴んでいく過程が生き生きと、またユーモアたっぷりに描かれていて読者を楽しませてくれるのがこのシリーズの最大の魅力といえます。
No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 |
1 | 雪の上の血 | 1944 | 東京創元社 世界推理小説全集49('57) | ヒルダ・ローレンスの処女作 |
2 | A Time to Die (死する時) |
1945 | - | |
3 | 墜ちる人形 | 1947 | 小学館文庫 ミステリー・クラシック・シリーズ('00) |