タイトル | 抹殺部隊 |
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原題 |
The Removers | ||
発表年 |
1961 | ||
著者/訳者/解説 |
ドナルド・ハミルトン/青木秀夫/青木秀夫 | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
185(巻末「ハメットの影響を受けたスパイ小説」及びドナルド・ハミルトン作品リスト) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ881 |
2人組だということは、マット・ヘルムにはわかっていた。後ろから向かっていけば、不意打ちをかけられると思っているにちがいない。が、こちらからすばやく機先を制すれば、一人や二人かんたんに料理できる。……が、マットはわざと相手のなすがままに身をまかせた。─いきなり、一人が拳銃をみぞおちに突きつけ、片割れは長い飛び出しナイフをふりまわし、踊りでも踊るような格好で身がまえた。あまりにも子供じみたしぐさ。が、マットは抵抗の色も見せずに、チンピラを遣わした麻薬密売の元締めフレドリックスのところに連行されていった。しかも、予期したとおり、ボスのわきっ腹には、かねてからネライをつけていた元ソ連の腕ききスパイ、いまはアメリカ全土を股にかけ謎の策謀をめぐらす人物ウラジミール・マーテルが陣取っていたのだ! 虎穴に入らずんば虎児を得ず、マットははじめて血も涙もないスパイの自覚も新たに、キッとわが身を緊張させた。 別れた妻ベスから、ぜひ来てくれという手紙を受け、ネヴァダのレノに着いたのも束の間、はやくも目の敵と狙っていた男と対決を迫られるマット・ヘルム! スパイ対スパイの非情な戦いを描いて絶賛を浴びるマット・ヘルム・シリーズ第3弾! |
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初版 |
1965年(240円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
なし |