血の味 タイトル

血の味

原題

A Taste for Violence

発表年

1949

著者/訳者

ブレット・ハリデイ/森郁夫

カバーデザイン

上泉秀俊

ページ数

221

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ738
ケンタッキイの炭鉱町センターヴィルも、真夜中になると、ほんのわずか涼しくなる。この町の炭鉱主チャールズ・ローシュは先刻から熱心に手紙を書いていた。彼は、自分の生命が狙われていることを知って、マイアミの私立探偵、マイケル・シェーンに救いを求めたのだ。進歩的な考え方をもつチャールズは、町の粛正を意図したのだが、悪の巣と化したセンターヴィルの浄化は、チャールズの力の及ぶ所ではなかった。それどころか、逆に彼は自ら墓穴を掘る結果になってしまったのである。
赤毛の探偵マイケル・シェーンがセンターヴィルに到着したとき、チャールズ・ローシュは既にこの世の人ではなかった。ローシュは何者かの手によって殺されたのだ。シェーンはすぐさま調査を開始した。しかし、町の腐敗ぶりには、さすがのシェーンも呆れ返った。殺されたローシュの若く美しい妻までが、悪に堕ちていたのだ。
シェーンはついにセンターヴィルの徹底的な粛正を決意する。もちろん、困難は覚悟の上だった。
アメリカで圧倒的な人気を呼ぶマイケル・シェーン・シリーズの異色篇! シェーン悪の町の警察署長になる!

初版

1962年(210円)

重版

入手

amazon

ISBN

なし

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