タイトル | コニャックの味 |
||
原題 |
Dead Man's Diary | ||
発表年 |
1964 | ||
著者/訳者 |
ブレット・ハリデイ/稲葉明雄 | ||
カバーデザイン |
上泉秀俊 | ||
ページ数 |
189 | ||
あらすじ(解説文) |
|||
出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ833 |
アルコールが入れば、ますますタフになるおなじみ赤毛の探偵マイケル・シェーン。なかでもコニャックには眼がない。が、今度の事件はそもそも彼のコニャック好きから始まったものだ。 友達の新聞記者ティモシイ・ラークと会うため、シェーンはそのバアのドアを押した。カウンターに腰を下ろし、さっそくコニャックを一杯。すばらしい味だ。と、そのとき、シェーンの顔には喜びと疑惑の影が浮かんだ。それもそのはず、コニャックにはひと一倍うるさいシェーンに、いま口にしたコニャックの銘柄がわからぬはずがない。それは、壜のレッテルこそちがえ、禁酒法はなやかなりし頃、こんな名酒が出まわったのか?─シェーンは、持ち前の好奇心と、あわよくば数本おすそ分けしてもらいたいという望みとを持って、事務室へ入っていった。が、マネジャーのヘンリー・レナルドにその話を持ち込んで、ものの数分とたたない頃─いつ現れたか、殺し屋風の男がシェーンにピタリと寄り添い、背筋には銃口を固く喰いこませていた! 果たして、コニャックはシェーンにとって死を呼ぶ苦い酒となるか? 他に力作中篇『死人の日記』を収録。 |
|
初版 |
1964年(220円) | ||
重版 |
|||
入手 |
|||
ISBN |
なし |
1 コニャックの味 (The Taste for Cognac)
2 死人の日記 (Dead Man's Diary)