月が昇るとき タイトル

月が昇るとき

原題

The Rising of the Moon

発表年

1945

著者/訳者/解説

グラディス・ミッチェル/好野理恵/Y

カバーデザイン

松本圭以子

ページ数

348(巻末「グラディス・ミッチェルのオフビートな魅力」及びグラディス・ミッチェル著作リスト)

あらすじ(解説文)

出版

晶文社
晶文社ミステリ
復活祭の祝日、サイモンとキースの兄弟は町にやって来たサーカスを楽しみにしていた。しかし、開幕前夜、家を抜け出して会場の偵察に出かけた二人は、運河の橋で怪しい人影を目撃、翌朝、ナイフで切り裂かれた女綱渡り師の死体が発見される。その後も若い女性ばかりを狙った同様の手口の犯行が続発、平和な町に恐怖が広がった。事件の真相を探ろうと決心したサイモン少年は、骨董屋で出会った不思議な老婦人に協力を求められるが、その女性こそ、数々の難事件を解決してきた心理学者ミセス・ブラッドリーだった。オフビートな探偵小説の作者として本邦でも俄然注目を集め始めたグラディス・ミッチェルの最高傑作とも評される本書は、切り裂き魔による連続殺人事件を13歳の少年の目を通して描き、不思議な詩情をたたえた傑作である。

初版

2004年(2400円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-7949-2743-6

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