タイトル | トム・ブラウンの死体 |
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原題 |
Tom Brown's Body | ||
発表年 |
1949 | ||
著者/訳者/解説 |
グラディス・ミッチェル/遠藤慎吾/遠藤慎吾 | ||
カバーデザイン |
明記なし | ||
ページ数 |
299 | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ447 |
スピイ校の歴史教師で鼻っ柱の強いスポーツ部のコーチ、ジェラルド・コーンウェイが、同僚教師の家の庭で、みじめな惨殺死体となって発見されたとき─そしてそれが、スピイ校内の者の仕業と決まったとき、人々は唖然とした。ところもあろうに、伝統と規律の世界パブリック・スクールで、恐るべき完全殺人が行われようとは! 乗り出した警察の調査も、手掛りのないままに暗礁に乗り上げて、事件は迷宮入りかに見えたが……そのとき、一人こっそりと、事件を探っている女がいた。スピイ校のそばに住む中年の女の精神分析医ブラッドリイ夫人だった。専門の精神分析に、ちょっぴり混ぜた魔女の秘法が、堅く、暗く閉じられた教師や生徒たちの口を、果たして開かせられるであろうか……? 古風なイギリスの田舎のパブリック・スクールを舞台にアガサ・クリスティーのミス・マープルに匹敵する女流探偵ブラッドリイ夫人が地味な捜査で完全犯罪を曝く。軽妙な諷刺と辛辣な皮肉と、深みのある教養を感じさせる純イギリス風の本格探偵小説。 |
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初版 |
1958年(230円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
なし |