エイプリル・ダンサー1/アンクルから来た女 タイトル

エイプリル・ダンサー1/アンクルから来た女

原題

The Birds of a Feather Affair

発表年

1966

著者/訳者/解説

マイクル・アヴァロン/佐和誠/N

カバーデザイン

日本テレビ提供『0022/アンクルの女』より

ページ数

175(巻末「遂に出た、『ナポレオン・ソロ』の女性版!」)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ980
エイプリル・ダンサーのからだはビルの石壁にぴったりと吸いついていた。19階の外壁の細いわずかな張り出しに。ハイ・ヒールの踵は、その張り出しの上で釘づけになったままだ。足もとのはるか下方には、マンハッタンの町を行きかう自動車の灯りが、めまぐるしく、そして滑るように動きまわっている。
周囲の目もくらむような華やかさにひきかえ、ダンサーのしなやかな姿態は緊張にふるえていた。黒いブリーフ・ケースが、ダンサーの危険きわまりない歩みを、さらにのろのろとさせていたが、それは彼女にとって命よりも大事な鞄なのだ。……ゆっくり、じりじりと、せまいコンクリートの張り出しを伝っていった。死への旅になるかもしれない危険なバレエ。一度うばわれたその貴重なブリーフ・ケースを敵の手から取りかえすことができたが、今はそのブリーフ・ケースが彼女の命を奪おうとしているのだ。彼らはいずれ彼女を追いつめるにちがいない。
突然、窓が上にあくと、男の顔があらわれた。下からのネオンの光りのなかに浮かびあがった怪物のような顔。襲いかかる二本の手。押し、バランスを失わせ、殺そうとする二本の腕。危うし、エイプリル・ダンサー! アンクルきっての女特務員─0022/エイプリル・ダンサー・シリーズ第1弾!

初版

1967年(240円)

重版

入手

amazon

ISBN

なし

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