キルマスター3/龍のスパイ タイトル

キルマスター3/龍のスパイ

原題

The China Doll

発表年

1964

著者/訳者/解説

ニック・カーター/佐和誠/N

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

211(巻末「『アポロの再現』ともいうべきニック・カーター君」)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ1002
女は身につけているものを床にぬぎすて、ベッドに横たわった。ニック・カーターは、優美で絹のようになめらかな、情熱を秘めた女の肉体を受けとめた。やがて二つの肉体がかさなりあい愛の火花がはげしくスパークした。何にも束縛されない、歓喜のとき……だが、しばらくして、電話が鳴り、二人を恍惚から目覚めさせた。
AXEの責任者ホークからだった。ホークは有無をいわせぬ口調でいった─近くソ連首相ニキタ・フルシチョフが訪米するが、彼を暗殺しようとする動きがある。どうやら、米ソをわざと対決させようとする一団のスパイたちで、彼らは、北京郊外にある本拠地から指令を受けているらしいのだ。そこで、ニック、お前はフルシチョフ暗殺を絶対に阻止しなければならない……
こうして、フルシチョフ滞米の数日間、ニックはぶじにソ連首相の身の安全を守ることができた……が、このままでは、第二、第三の悪辣な陰謀が起こらぬともかぎらないのだ─これを阻止するには、この秘密組織を徹底的にたたきつぶす必要がある。かくしてニックは、赤い中国に侵入し、龍のスパイたちと一戦を交えるため、まず東京に乗りこむことになったのである! キルマスターの称号をもつニック・カーター、龍(ドラゴン)のスパイに挑戦!

初版

1967年(280円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-15-001002-1

TOPへ