タイトル | キルマスター5/地獄へ14秒 |
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原題 |
Fourteen Seconds to Hell | ||
発表年 |
1968 | ||
著者/訳者/解説 |
ニック・カーター/信太修一郎/堀孝夫 | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
133(巻末「ジェイムズ・ボンドの衣鉢を継ぐニック・カーター・シリーズ」及びニック・カーター・シリーズの不完全な作品リスト) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ1085 |
ニックの求めになんどでも、すさまじい野性の情欲で応じてきた双子のソ連諜報員、アレクセイとアーニャ。うっとりするほど豊かな乳房の線、はりきった腰、夢かと思える美しい肉体で、積極的に愛をせがんできた可愛い獣。AXEの指令で、中共の一部狂信派の世界絶滅の陰謀を阻止すべく香港に飛んだニック・カーターに合流し、彼ともども果敢にも広東省の秘密基地に潜入した二人のブロンドが、成功寸前のところでとらえられ、いまニックの目の前で、寝台にくくられ、天才科学者の異常な欲望にさらされているのだ。微妙な機械仕掛けの拷問装置が、女たちの敏感な部分を攻撃すると、アレクセイとアーニャは、残酷な恍惚になんども身を弓のようにしならせ、怖るべき歓喜と激痛の連続に身体と精神をぼろぼろにされていくという地獄の光景だった。だが、この気狂い科学者は数時間後にもう一つの地獄を世界にもたらそうとしている。いまや、核弾頭をつけた7つのミサイルが、その細い先端を世界の首都に向け、胡賛博士の発射合図を待っているのだ。拷問が成功した瞬間、グループは活動を開始するだろう。生命をかけてこの危機を乗り切らねばならない。が、女たちを救いつつ、同時に刻々とせまる狂った陰謀の実現を阻止するのは、キルマスターの異名をとるニック・カーターにとっても至難の技だった! | |
初版 |
1969年(230円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
4-15-001085-4 |