キルマスター7/黄金スパイ タイトル

キルマスター7/黄金スパイ

原題

Rhodesia

発表年

1968

著者/訳者

ニック・カーター/川村哲郎

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

201(巻末にニック・カーター・シリーズ作品リスト)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ1126
スタッシュは円柱のかげからAXE機関員の遠ざかってゆく背中をうかがった。ニックは右へ折れ、配車線の線路のあるほうへ通じる廊下をたどりはじめた。スタッシュはゴム裏の靴をはいた足で音もなく、さっとあとを追ってゆき、石を敷いた中庭の出口で足をとめた。その位置はニックの幅のひろい背中の30フィートほど手前だった。スタッシュはナイフを突きたてる場所として、肩のすぐ下の、背骨の左のあたりを選んだ─切っ先を水平にして、肋骨の間を正確に狙い、強く、深くスブリと突き刺すのだ。あとは考えなかった。男はナイフをしっかりとかまえ、猛烈な勢いでニックに肉薄していった!
最近、ローデシアで産出される金が多量に中国に密輸出されているという情報の確認を命ぜられたニックは、若い娘だけの観光旅行団体の案内人になりすまし、なんとかローデシア潜入に成功した。が、それもつかの間、中国、元ナチ党員と提携し、一大陰謀を企てる不死身の怪人物ジュダスの放つ暗殺者スタッシュの刃の下に最大の危機を迎えていた! 装甲車、ヘリコプターを動員し、あくまでニックの侵入をくいとめようとするジュダス一味とキルマスターの異名をとるニック・カーターの壮絶な攻防戦。濃厚なエロディズムとスピーディなアクション満載のシリーズ第7弾!

初版

1970年(350円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-15-001126-5

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