タイトル | キルマスター9/ハイジャック |
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原題 |
Time Clock of Death | ||
発表年 |
1970 | ||
著者/訳者/解説 |
ニック・カーター/中上守/明記なし | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
180(巻末「ニック・カーター・シリーズについて」&シリーズ既刊リスト) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ1159 |
リーン・トレイは裸になると、服を着ていたときより、ちょっと太って見えた。まるで少女みたいで可愛らしい顔だ。シーツの上で身をよじって横向きになり、大きな乳房の一つを手のひらですくうようにして、ニックの方にさしだした。ニックの唇が乳房にあたり、ついで乳首の上に触れた。リーンは呻きはじめている。彼女の背中が窓からニックを守る格好になった。 消音銃のパンという最初の音に、ニックはリーンの体を離れ、愛用の9ミリ・ルガー、ウィルヘルミナを求めてベッドのはしに転った。床に下りた瞬間、二発目が響いた……。殺し屋の腕は見事だった。弾はリーンの背骨の左寄りに小さな穴をあけ、肺を裂いて、心臓の一箇所を貫通していた! 数日前、世界に先がけて超高速ジェット旅客機を開発したソ連の、問題の大型旅客機がケネディ空港を訪れた際、何者かにハイジャックされた。ちょうど乗務員が全員、偽の歓迎パーティーに赴いている最中のことだった。ソ連はこれをアメリカのスパイを使った陰謀と激しく非難し、AXEの上司ホークはただちに謎のハイジャックを解明すべく、ニックを派遣した。偽の紹介状を刷った印刷所の若い女主人リーン・トレイの死は、キルマスターの異名をとるニック・カーターが活動を開始したその矢先のことだった! 好評シリーズ、第9弾! | |
初版 |
1971年(350円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
4-15-001159-1 |