タイトル | 闇のささやき |
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原題 |
The Whisper in the Gloom | ||
発表年 |
1954 | ||
著者/訳者/解説 |
ニコラス・ブレイク/村崎敏郎/村崎敏郎 | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
288(巻末「ナイジェルとロンドン警視庁」およびヤードとニューヨーク市警察の階級表の比較) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ581 |
8月の、うだる様に暑いある日の午後、バート・ヘール少年は、ケンジントン公園の池で、小舟を浮かべて遊んでいた。そして、遊びに夢中になっているとき、ひとりの男が、酒に酔ったように千鳥足で近づいてきたのだ。その男は少年のすぐそばまで来たかと思うと、小舟に小さく丸めた紙片を突っ込んで、水際にうつ伏せに倒れてしまった。その男の襟首に、赤い斑点が一つ……すでに男は事切れていた。白昼、野外音楽堂から流れてくる音楽に耳を傾けている多くの人々の眼の前で、男は殺されたのだ! 殺人の証拠は、ヘール少年の小舟に入れられた紙片だけだった。だが、その紙に書いてあるのは、ヘールの名前と年齢なのだ。しかも、その紙片を持っているばかりに、少年の身は、危険にさらされた。もちろん、ヘール少年は、それが重大な暗号であることは知る由もなかった。 折も折、ソビエト政府代表団の来訪が迫って、スコットランド・ヤードは、反ソ地下組織の不穏な動きを警戒していた。公園の池で殺された男も、実は警察のスパイだったのだ。彼は、ある秘密を知ったために殺された。彼は、「闇のささやき」を聞いてしまったのだ! 英国本格の雄、ニコラス・ブレイクが放つ異色のスパイ・スリラー! |
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初版 |
1960年(220円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
なし |