タイトル | 悪党パーカー/標的はイーグル |
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原題 |
The Green Eagle Score | ||
発表年 |
1967 | ||
著者/訳者/解説 |
リチャード・スターク/木村二郎/木村二郎 | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
176(巻末に悪党パーカー・シリーズ作品リスト) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ1489 |
ニューヨーク北郊にあるモネコワ空軍基地。五千人の訓練兵が詰め、武装哨兵が門を固める。マーティー・フスコがパーカーに持ち込んだ計画は、そこから兵士の給料をいただこうという途方もないものだった。非常識といえば非常識な思いつきだが、フスコはプロの目とプロの判断力を持つプロの強盗だ。彼には彼なりの勝算があった。 成功の鍵を握るのは、スタン・ディヴァーズという若者だった。いまは、フスコのもとの妻エレンと同棲し、基地の経理部に勤務している。建物の配置は給料輸送の手順を知り尽くしているだけでなく、金に対する野心も人一倍ある彼を、フスコが説得して仲間に引き入れたのだ。ディヴァーズの手引きで徹底的に基地の下見を行ったパーカーたちは、一歩間違えば死を意味する危険な強奪作戦の計画をたて始めた。 その頃、エレンはかかりつけの精神分析医ゴデン博士に悩みを打ち明けていた─パーカーという得体の知れない男が家に入り込み、自分と娘のパムに危険が及ぶのではないかと不安で仕方がない、と。そのうち、エレンからパーカーたちの計画の一部始終を聞いたゴデンの頭では、ある企みが形を成し始めた…… 後に『掠奪軍団』『殺戮の月』で活躍するディヴァーズとパーカーとの出会いを絡め、アメリカ空軍を相手に回した困難な給料奪取作戦の意外な展開を描く好篇。 |
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初版 |
1987年(600円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
4-15-001489-2 |