悪党パーカー/漆黒のダイヤ タイトル

悪党パーカー/漆黒のダイヤ

原題

The Black Ice Score

発表年

1968

著者/訳者/解説

リチャード・スターク/木村二郎/木村二郎

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

155(巻末に悪党パーカー・シリーズ作品リスト)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ1448
パーカーは、知らぬ間に自分がある陰謀の渦中に巻きこまれているのに気づいた。クレアと二人で、のんびり買物旅行をしようとニューヨークに来た矢先、招きもしない客が次々とホテルを訪れてきたのだ。まず白人の三人組が銃を手に押し入り、仕事から手を引けと脅した。次にホスキンズと名乗る男が、自分と手を組もうと誘いをかけてきた。狐につままれたようなパーカーの前に、さらに三番目の訪問者が現われた。それは、真赤な民族衣装に身を包んだ四人の黒人だった……
黒人たちは、アフリカの新興国ダーバの国連代表団のメンバーで、パーカーの力を借りるためにやってきた。政情不安のダーバでは、現大統領が自分の地位に見切りをつけ、国の財産をダイアモンドに換えて隠匿しようと画策していた。そのダイアモンドは現在ニューヨークにあり、大統領の義弟の手で守られている。それを強奪する計画を立て、同時に自分達を訓練してくれというのだ。パーカーは渋った。先に彼を銃で脅した三人組はダーバのもと入植者で、やはりダイアモンドを狙っている。その上、小悪党ホスキンズも横からかすめ取ろうと虎視眈々だ。あまりにも危険な要素が多すぎる。
だが、黒人たちの熱意に負け、パーカーは仕事を引き受けた。綿密な下調べ、武器の準備─プロならではの襲撃作戦は、着々とかたちを整えはじめたが……!

初版

1985年(560円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-15-001448-5

TOPへ