タイトル | 悪党パーカー/怒りの追跡 |
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原題 |
The Sour Lemon Score | ||
発表年 |
1968 | ||
著者/訳者/解説 |
リチャード・スターク/池上冬樹/池上冬樹 | ||
カバーデザイン |
酒匂譲 | ||
ページ数 |
165(巻末に悪党パーカー・シリーズ作品リスト) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ1480 |
パーカーは、肘から先に窓にとびこんだ。木片やガラスの破片がとびちり、銃弾が頭のそばをかすめる。残りの二人は間違いなく死んだだろう。何とか体勢を立て直した時には、裏切り者ジョージ・アールの車は、強奪した金と共に走り去っていた…… 初めから、アールの様子はどこかおかしかった。銀行強盗の仲間は三人。旧知のアンドリュースとウェイス、そしてウェイスが連れて来た新顔のアールだ。緻密な計画は遅滞なく実行に移され、警察の追跡を振り切った彼らは、獲物の山分けのため、荒れ果てた農家に赴いた。アールが金の独り占めを図り、パーカーたちを殺そうとしたのはその時だった! 危地を脱したパーカーは夜を日に継いでの追跡を開始した。アールの行先を知る第一の手掛りは、その仕事仲間ローゼンスタインだ。が、罠はそこにも待っていた。隙を突かれて自白剤を注射され、何が狙いなのかすべて知られてしまったのだ。いまやアールと金を追うのはパーカーだけではなくなった。しかも、横取りを企むローゼンスタインは、一歩も二歩も先んじている。怒りの炎を胸に、パーカーは次の手掛りを追い始めたが…… 宿敵ジョージ・アールとの出会い、銀行襲撃とその意想外の展開を快適なテンポで描く、悪党パーカー・シリーズの中核をなす異色作! |
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初版 |
1986年(597円) | ||
重版 |
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入手 |
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ISBN |
4-15-001480-9 |