タイトル | 万引女の靴 |
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原題 |
The Case of the Shoplifter's Shoe | ||
発表年 |
1938 | ||
著者/訳者 |
E・S・ガードナー/加藤衛 | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
270 | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ281 |
家族もあり、裕福そうな老婦人がなぜ万引を? 興味を持ったメイスンは、デパートで万引の証拠品をつきつけられて窮していたその老婦人と姪を、持ち前の機転で救い出した。 まもなく老婦人の姪ヴァージニアがメイスンの事務所に相談に訪れた。万引癖のある伯母サラが、ダイヤを盗んだのではないかと心配なのだという。サラの弟ジョージは宝石細工師だが、妙な癖があった。時々大酒を飲んで酔っ払い、家を飛び出し何日か経つと帰ってくるのだ。今度もそんな状態でジョージが不在なので、客に宝石を返してくれと言われたヴァージニアが金庫を開けたところ、宝石が消えていたらしい。彼女は、伯母が金庫をあけていたのを見たので、例の窃盗癖が出たのではないかと疑っていた。 まもなく、サラが車にひかれて意識不明だという報せが入った。なぜか彼女の靴は血だらけだった。事故現場の近くには、問題の宝石をジョージに持ってきた男が住んでいる。メイスンが訊ねてゆくと、その男は射殺されていた。しかも、凶器はサラが所持していた拳銃らしい。メイスンは意識不明のまま殺人容疑をかけられたサラの弁護を引き受けた。が、事件はそれだけでは終わらなかった。ジョージの射殺体が、仕事場で発見されたのだ! 万引から連続殺人へと急展開を見せた怪事件の行方は? |
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初版 |
1956年 | ||
重版 |
1987年3版(850円) | ||
入手 |
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ISBN |
4-15-000281-9 |