溺れるアヒル タイトル

溺れるアヒル

原題

The Case of the Drowning Duck

発表年

1942

著者/訳者

E・S・ガードナー/信木三郎

カバーデザイン

上泉秀俊

ページ数

245

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ442
メイスンは警官と連れ立って、私立探偵ミルターのアパートに入った。部屋の向こう端に大きな金魚鉢があり、その中で一羽のアヒルが、半ば水に沈んで弱々しくもがいていた。警官が食堂に通ずるドアを開けると、奇妙な臭いが漂ってきた。警官は不審げに眉をひそめて食堂に踏み込んだ。メイスンはあとに残り、警官が隣りの食堂で動きまわる物音に注意しながら、いきなり金魚鉢からアヒルをつかみ出しハンカチで水を拭きとった。重たげな足音が戻ってくる─メイスンは急いでアヒルをポケットに突っ込んだ。そこへ、蒼白な顔の警官がよろめきこんできた。「台所だ……男が死んでいる……ガスらしい……」 そう言って、警官は倒れた! 一人娘の恋人の父親は殺人犯かもしれない─農場経営者ウィザースプーンの頼みで、メイスンは二十年前に起きた殺人事件の調査を始めたが、その謎も解けぬうち、果然、新しい殺人が突発した! 水に溺れるアヒル─その奇妙な出来事の裏に隠された秘密とは……?

初版

1958年

重版

1983年6版(740円)

入手

amazon

ISBN

4-15-000442-0

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