タイトル | 埋められた時計 |
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原題 |
The Case of the Buried Clock | ||
発表年 |
1943 | ||
著者/訳者 |
E・S・ガードナー/中田耕治 | ||
カバーデザイン |
上泉秀俊 | ||
ページ数 |
239 | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ514 |
第二次大戦に戦傷を負って帰還した青年ハーリイ・レイマンドは、一日、恋人アデールの運転するクーペに揺られて、南カリフォーニア山中にある彼女の別荘へと赴いた。明るい太陽と澄んだ山の空気は、まだ傷も癒えきらず、なまなましい戦闘の記憶に暗くなりがちのハーリイの心に、元気と希望を与えてくれた。久しぶりに山懐に包まれて一人歩けば、昔の彼が甦ってくるようだった─が、ふと別荘ちかくの落葉の中に身を横たえた彼は、あたりの静寂を破って音高くひびく時計のセコンドに驚かされた。探してみれば、なんとそこには、ブリキの箱に入った目覚し時計が、地中に埋められていた。しかも、故意か偶然か、時計の針は25分おくれていた……。 銀行の金を使いこみ、なお多額の金を拐帯していった親戚の男の死に絡んで、カリフォーニア山中に展開される不気味な殺人事件。おなじみのペリイ・メイスン、その秘書デラ・ストリート、私立探偵ポール・ドレイクのトリオが活躍する、スピーディな傑作ミステリ! 巧妙な犯人の罠がメイスンを陥れるか、それともメイスンの胸中に潜む秘策が勝つか? |
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初版 |
1959年 | ||
重版 |
1981年5版(700円) | ||
入手 |
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ISBN |
4-15-000514-1 |