虫のくったミンク タイトル

虫のくったミンク

原題

The Case of the Moth-Eaten Mink

発表年

1952

著者/訳者

E・S・ガードナー/信木三郎

カバーデザイン

上泉秀俊

ページ数

240

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ656
弁護士ペリイ・メイスンと秘書のデラ・ストリートは多忙な一日の仕事を終えると、レストランに行った。が、ゆっくり食事をとる暇もなく、メイスンはレストランの主人、モリス・アルバーグから妙な話をもちかけられた─五日前に雇ったウェイトレス、ディキシイ・デイトンが裏口から出ていったきり帰ってこない。しかも、彼女は戸棚に高価なミンクのコートを置きっぱなしにしていったというのだ……。メイスンはそのコートを調べてみると、縫いめの間に質札がいわくありげに入れてあった。そのとき─二人の警官がアルバーグを訪ねてきた。そして、ディキシイが自動車事故にあい、病院に運びこまれたことを知らせた。目撃者の話によると─彼女はなにかにおびえた様子でレストランの裏口から出てきた。と、そこに待伏せていた男が拳銃で脅迫し、無理矢理、彼女を車の中につれこもうとした。が、彼女はその手をふりきり、道路にとび出した。その瞬間……前から走ってきた車にはねとばされたのだった。メイスンはこの事件になにか複雑ないわくがあるとにらんだ。果して、メイスンの予感は的中した─重傷を負ったはずのディキシイが病院から失踪したのだ! しかもミンクのコートの縫いめに隠されていた質札の品物は、一年前の警官殺しに使われた拳銃だったのだ!

初版

1961年(200円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-15-000656-3

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