気ままな女 タイトル

気ままな女

原題

The Case of the Foot-Loose Doll

発表年

1958

著者/訳者

E・S・ガードナー/宇野利泰

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

235

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ437
その日、婚約者のロバートから電話があるまでは、ミルドレッド・クレストはオーシャンサイドの町でもっとも幸福な女の一人だった。それが、一瞬にして崩れ去ったのだ。─勤務先のデパートの金を多額に使いこんで、これから逃亡するというロバートの話を聞いて、ミルドレッドの目の前は闇に閉ざされた。身寄りのない彼女のたったひとつの希望は消えてしまった!
ミルドレッドは旅に出た。何もかもから逃れたい一心だった。しかし、運命の神の指先は、なおも彼女を狙っていた。あてもなく車を走らせていく彼女にひとりの同乗者が加わった。彼女と同じ、孤独と不幸の影を宿したヒッチハイクの女だ。車が山道にさしかかったとき、突然その女がハンドルにつかみかかってきた。女は、世をはかなんでの自殺行に彼女の車を使おうとしたのだ。 ミルドレッドは本能的に戦った─そして車は転覆し、女は死んだ。九死に一生を得たとき、ミルドレッドの脳裡にある考えが閃いた。女のハンドバッグを奪って、彼女の身替りになって生きようという……。
そして数カ月後、ひっそりと暮すミルドレッドのもとへ一人の見知らぬ男が訪ねてきた。男は彼女の秘密を握っていると匂わせ、彼女を使って何かの恐喝を企んでいるようだった。窮地におちた彼女は、やむにやまれず、名高き弁護士ペリイ・メイスンの門をたたいたが……?

初版

1958年

重版

1981年6版(680円)

入手

amazon

ISBN

4-15-000437-4

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