待ち伏せていた狼 タイトル

待ち伏せていた狼

原題

The Case of the Waylaid Wolf

発表年

1960

著者/訳者/解説

E・S・ガードナー/新庄哲夫/新庄哲夫

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

224(巻末「ガードナーの冒険─ぺリイ・メイスンと共に」)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ571
すべて仕組まれた罠だった。それまで完璧な紳士として振舞っていたローリング・ラモントが送り狼に変身して襲いかかってきたとき、はじめてアーリン・フェリスは理解した。残業を終えたあとの人気のない駐車場、エンジンがかからなかった彼女の車、突然現われて送っていくと申し出た社長の息子ローリング、そしてまわり道をするといって連れ込まれた山荘……。アーリンは必死に抵抗した。ドアから雨の中へ飛び出し、ぬかるみの道を逃げる。ローリングの車のライトが迫る……。だが、彼女はついていた。ローリングが一瞬車を離れたとき、車を奪うことができたのだ。彼女はようやく虎口を逃れ、街にたどりついた。
翌日、アーリンは考えに考えを重ねたうえで決意した。ローリング・ラモントを告発しよう。たとえ、会社の仕事を失うことになろうと、たとえ、ローリングの弁護士たちの手で裸にされるような屈辱を受けることになっても。アーリンは著名な弁護士ぺリイ・メイスンを訪ねた。が、メイスンに事情を訴えている間に、思いもかけないニュースが飛び込んできた。当のローリングが背中を刺されて死んでいるのが山荘で発見されたという。そして、警察は、昨夜彼と一緒に車に乗っていた女を追いはじめていた……!
E・S・ガードナー、100冊目の記念すべき名作長篇。

初版

1960年

重版

1979年6版(680円)

入手

amazon

ISBN

4-15-000571-0

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