タイトル | 瓜二つの娘 |
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原題 |
The Case of the Duplicate Daughter | ||
発表年 |
1960 | ||
著者/訳者/解説 |
E・S・ガードナー/宇野利泰/編集部S | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
261(巻末「百一冊目の長篇」) | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ620 |
その朝、富豪の娘、ミュリエル・ギルマンは、父の好きなソーセージと卵の料理をつくろうと、食堂から台所に行った。その間、時間にしてほんの数秒だった─ミュリエルが食堂に戻ったとき、父の姿はそこになかった!ミュリエルは広い邸宅をくまなく探してみた。が、それも徒労だった。今まで無断に出かけたことのない父は、どこにもいないのだ。ただ、どうしたことか、食堂には、父の大切な書類カバンが置き忘れられてあった。”なにか起こった場合、弁護士のぺリイ・メイスンに至急連絡せよ”という走り書きが出てきたのだ! 不安になったミュリエルは、家の裏手にある父の仕事場に行ってみた。と、そこには、床一面に百ドル紙幣が散乱し、まっかな血だまりが広がっていた。しかも、父が使っていたナプキンまで落ちていた! ミュリエルは早速ぺリイ・メイスンに電話をかけた。メイスンは、一も二もなく承諾し、座席を立とうとした時、またもや電話がなった─声の主はヴェラ・M・マーテルと名乗り、このことから手を引け、という。 | |
初版 |
1961年 | ||
重版 |
1979年5版(740円) | ||
入手 |
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ISBN |
4-15-000620-2 |