無軌道な人形 タイトル

無軌道な人形

原題

The Case of the Mischievous Doll

発表年

1962

著者/訳者

E・S・ガードナー/宇野利泰

カバーデザイン

上泉秀俊

ページ数

214

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ789
その日ぺリイ・メイスンのオフィスを訪れたドリー・アンブラーと名乗る女の依頼は、並外れて奇妙なものだった─彼女は、あたふたと部屋に入ってくるなりスカートのジッパーをひき下げると、盲腸の手術の痕を見せて自分がドリー・アンブラーその人であることを証明してくれというのだ。その依頼を一応ひき受けたものの、そこにどんな企みが隠されているのか測りかねたメイスンは、ポール・ドレイクに命じて彼女を尾行させた。と、彼女は飛行場に急行し、売店の前でいきなり拳銃を天井に向けて続けざまに三発発砲した。そして、茫然自失しているドレイクを尻目に、いずこへともなく姿を消してしまった。ドレイクから連絡を受けたメイスンは、さっそく女の身許を探りにかかったが、女はなんと億万長者の女相続人ミネルヴァ・ミンデンの縁者らしかった!
メイスンの慧眼は、ドリーなる女が遺産相続をめぐって何か奸計を企んでいるに違いないと睨んだ。が、その矢先、メイスンはドリーから、至急自分のアパートに来てくれという電話を受けた。メイスンはドレイクと連れだって現場に飛んだ。が、そこにはドリーはいず、乱された部屋には見知らぬ男の死体が横たわっているだけだった……! 億万長者の遺産相続に絡む殺人事件に挑むぺリイ・メイスン! E・S・ガードナー、110冊目の話題作!

初版

1963年

重版

1982年4版(650円)

入手

amazon

ISBN

4-15-000789-6

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