タイトル | 向うみずな離婚者 |
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原題 |
The Case of the Daring Divorcee | ||
発表年 |
1964 | ||
著者/訳者 |
E・S・ガードナー/宇野利泰 | ||
カバーデザイン |
勝呂忠 | ||
ページ数 |
231 | ||
あらすじ(解説文) |
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出版 |
早川書房 ハヤカワポケットミステリ847 |
ぺリイ・メイスンと腹心の秘書デラ・ストリートが食事に出ている留守に、大きい黒眼鏡をかけた女が事務所を訪ねてきた。留守番のガーティにヘイスティングズ夫人と名乗り、メイスンが食事から戻るまで待たせてもらうといった。が、やがて、幾分慌て気味で、すぐまた戻ってくるといって出かけたまま、二度と帰ってこなかった。あとには、故意か偶然か、ハンドバッグを置いたままにして……。事務所に帰り、ガーティから一部始終を聞いたメイスンは、不審に思ってハンドバッグを開けた。と、そこには38口径の拳銃が入っていて、そのうち二発は発砲されていたのである。やがて、メイスンは同じハンドバッグにあった運転免許証から夫人の住所をつきとめ、ことの真相を問い質した。が、意外なことに、当のヘイスティングズ夫人はメイスンの事務所を訪ねたことはないし、ましてハンドバッグに拳銃なんか入れておかなかったというのだ。とすれば、本物のヘイスティングズ夫人を陥れるために、ニセモノが裏面で、何か奸計を企んでいることになるのだ。それとも、当面のヘイスティングズ夫人がウソをついているのだろうか?─そんな矢先、数十の会社を擁する大事業家ヘイスティングズが、二発の弾丸を受けて殺されているのが発見された! ガードナー、1964年度の傑作! | |
初版 |
1964年 | ||
重版 |
1995年5版(1000円) | ||
入手 |
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ISBN |
4-15-000847-7 |