つかみそこねた幸運 タイトル

つかみそこねた幸運

原題

The Case of the Phantom Fortune

発表年

1964

著者/訳者

E・S・ガードナー/宇野利泰/E・S・ガードナー(まえがき)、N

カバーデザイン

上泉秀俊

ページ数

205(巻末「来日したガードナー」)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ872
若手実業家として頭角をあらわしてきたホーレス・ウォーレンは、妻ローナをこのうえなく愛していた。愛したからこそ結婚したのであり、さらにローナに愛されればこれ以上の幸せはなかった。だから、ローナが以前にどのような過去をもっていたのか、詮索する気はさらさらなかった。かくして、ウォーレン夫妻は、10年の愛の生活をつつがなく送ってきたのだった。
が、その妻が、90日たらずのあいだに、4万7千ドルにのぼる大金を内々で銀行から引き出していることに、ウォーレンは気づいた。しかも、ローナの寝室にあるスーツケースに、その大金が10ドル紙幣できっしりつまっていたのである!
妻が昔のことで恐喝されていることは間違いなかった。ウォーレンは、さっそくメイスンの事務所を訪れ、ことのあらましを述べ、妻には知られないように解決してほしい、と訴えた。……が、ウォーレンが事務所を去って数分後、メイスンのもとに電話がかかってきたのだ─もし、ウォーレンが依頼した件でへたに動きだせば、ウォーレン夫人の過去を洗いざらいぶちまけてしまうぞ、という脅迫の電話が! 幸福な妻の座に突然侵入してきた脅迫者と対決するペリイ・メイスン! ガードナー119冊目の傑作長篇。

初版

1965年

重版

1980年3版(620円)

入手

amazon

ISBN

4-15-000872-8

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